セミナー等イベント関連について
中国人はイベントというか儀式が好きなようでこちらは東京より多く開催されていた。中でも群を抜いて力が入っていたのは先にも紹介したオープニングセレモニーである。アニメフェアの実行委員よりワンランク上の人間(広電総局でいえば局長、杭州市でいえば市長など)が来賓であったことを考えると最大のイベントであったことは間違いないであろう。
そして、このオープニングセレモニーも含めてセミナーなど全体に言えることは、こちらもやはりインターナショナル対応ではないということだ。例えばセミナー類では英語の通訳がつかないのでまるで内容がわからない。メインセミナーである「アニメサミットフォーラム」には同時通訳があったものの翻訳機が足らず英語のスピーカー以外の内容はほとんどわからなかった。
そんな中で唯一内容を把握できたのが、当たり前の話であるが「中日動漫合作フォーラム」であった。様々な方が日本での取組について発表する中、印象的だったのはフジテレビ執行役員の前田和也氏のお話しであった。昨年夏よりコンテンツ提携・販売プロジェクトを組み、今後海外、特に中国と真剣に取り組んで行くと語っておられたが、今までどちらかというと内向きであった日本のテレビ産業がようやく海外展開に向かうという感慨を強くした。
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