海外進出に積極的なフジテレビ
フジテレビは写真にあるように独自に説明会を行っており
、見てもわかる通り相当力が入っていた。実は昨年7月にコンテンツ促進のために「プロジェクトゴー」というチームを組んで本格的に取り組みはじめたということである(ブースの方は幾分エスニックぽかった)。
その中でも中国は最重拠点国であるとのこと。まだ具体的な方法は決まっていないがメモによると次の四点を課題としているそうである。
1)共同作業(共同製作、流通などのビジネス)
2)中国クリエーターの開発
3)玩具開発
4)ハイクオリティ作品(ワールドワイド通用)
おそらくフジテレビの中では明確にコンテンツ重視への舵取りの変更がなされたのであろう。馬力がある会社なので海外雄飛を現実のものにしてゆくと思われるが、現段階ではまだスタートしたばかりとあって成果はこれからといったところであろう。
前田氏の発表で幾つか情報的に面白いと思われる点があったので書き留めておく。まずドラゴンボールの売上。フジ(テレビ。以下省略させて頂く)が発売元となったドラゴンボールのDVD売上が何と160億円!もあったとのこと。これは単独のタイトルとしては空前絶後ではないだろうか。エヴァもそこまでは行ってないと思われる。話数が多いからであろうが恐るべしである。アニメ配信サイトとしてドラゴンボールが単独コンテンツで2位を維持しているのはこの辺に秘密がありそうだ。
フジのアニメ路線は基本的にワンピースなど土日の午前中枠を中心としたキッズアニメ、サザエさんちびまる子などのゴールデンタイム枠のファミリーアニメ、ノイタミナなどの深夜枠の大人向けアニメに分かれるとのこと。
その中でノイタミナ枠アニメの制作費についての言及があった。おそらく他の枠のアニメと違って製作委員会の一員として出資しているから数字がわかるのであろうが、大体中国元にして80万元〜130万元ということであった。つまり、1,200万円〜1,950万円(多分2,000万円)のレンジであるが、この高い方の作品は先ほど終わった某国分寺在住プロダクションによる某近未来SF作品ではないか(推測ですが)。
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