人材育成の実態調査9〜新人教育担当者
制作・作画系企業110社からの回答は64社(58.18%)であった。それによると、新人教育担当は「同部署の先輩」という回答が42社(65.63%)と最も多く、次にが「社内で担当者が決められている」の12社(18.75%)であった。外部の専門家に頼むというのは1社しかなかった。
全盛期のディズニースタジオなどではアニメーターが画学校に行くことを積極的に支援したといった事実もある(ディズニースタジオは後に美術大学を作るまでになるが)。企業体力の問題もあろうが、一般企業が行っているような外部セミナーでの研修などの必要性については、社内教育システムの問題と併せて考えていく必要がある。
美術系28社に対し回答は20社(85.71%)。「同部署の先輩」が半分の10社、「ほぼ内部の専門家が担当」8社(33.33%)、「同部署の先輩」との併用が2社(8.33%)であった。
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