烟台での視察&観光
さて、烟台での視察&観光である。
最初は市の開発庁。市の西側が「烟台経済技術開発区」となっているのだが、下の写真がそこにある開発庁である。まあ、何と立派なことか。 さらに、その下の写真が庁内でプレゼンを受けた時のもので、その開発区の地図があるが実際はかなり広い。山手線の内側、いやそれよりも広いのではないか。
庁舎の1Fにあったジオラマ。延々海岸沿いに沿って開発されているの。まだ、空いてる地域があるが既に予約で一杯とのこと。その下の写真は実際海岸通りを走った時にみかけた建設途中のレジャー施設。この近くにシェラトンがオープンするとのことで急ピッチで開発が進められている。韓国のLGやゼネラルモーターズ(クライスラーだったかも知れない)が進出する工業地区でありながら、海岸は海水浴場をはじめとするレジャー地域が延々と続く。
それで、実際にどこを視察するのかと思ったら、土曜の午後という日程のせいか山側にあった温泉であった。こちらも現在開発中とのこと。温泉付きの経済開発地区である。リタイア後の老人保養マンションなども分譲する予定とのこと。下の方の写真はそのジオラマ。土曜の夕方の温泉に入りたかった。
次に観光である。烟台にはアジアで一番古いワイナリーがあると聞いたので楽しみにしていたら、ミュージアムがあるというので連れて行った貰った。そこが「張裕酒文化博物館」であった。115年の歴史を誇る「張裕(CHANGYU)ワイン」発祥の地である。実際、招待された席で飲んだがかなりおいしかった。日本ではほとんど知られていないが、中国では相当高級なワインであり、そこには2,000元(26,000〜27,000円)以上のワインも売っていた。帰りにおみやげに買ったのはその1/10のものだったが、それでもなかなかのものであった。
ワイン造りの風景を描いたジオラマ。
地下のワインアーカイブの風景。下の方のでかい樽ならひとつで一生飲める?
市街地にある海岸通りの夜景。ライトアップされた風景が続く。なかなかの観光資源だと思うが、余り知られていないのが残念。市としては観光よりも企業誘致などの方に熱心なようだが、夏の湿度の低さ、おいしい海産物、張裕ワイン、西洋文化が入り交じったエキゾチックな風景など、観光資源は山盛り。例えば、この海岸通りに高級ホテルが建ち並び、ショッピングモールやシネコンなどをつくればワイキキのようになれるのでは(ただし夏だけ。冬はそこそこ寒くて雪が多いとのこと)。
海岸通りから一本内側に入った地区には昔の西欧建築を改造したレストランなどが建ち並ぶ。これも十分な観光資源である。真夏の夜、早い時間帯なのに人がいないのはもったいない。
同じくレストラン街の風景であるが、なかなか見応えがある。しかし、人がいない。直行便があって(関空からはあるが)、もう少しエンタテイメント施設が充実していれば、夏の避暑地として真剣に考えたいところである。
烟台動漫記、以上。
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