アニメーションでは伸び悩むソニーピクチャーズ
ファンタジー系への転換が著しいハリウッドであるが、ソニーはそれに出遅れてしまった。『スパイダーマン』以外、強力ヒットがないことがそれを照明している。
そんなソニーのラインアップであるが、ファンタジー系作品が少ない今年までは苦しかったが、来年以降は期待出来そうである。その先陣を切るのが来年のサマーシーズンにリリースされる『Men in Black III』。実績は十分である。
そして、そのあと直ぐに出て来るのが大本命の『アメイジング・スパイダーマン』である。多分2012年の夏興行の本命であり、3億ドル超の興行収入が期待出来るであろう。
続けて『Total Recall(トータルリコール)』『Resident Evil 5(バイオハザード5)』『Hotel Transylvania(フランケン、狼男、ドラキュラ、ミイラ男登場』とあり、年末に『James Bond 23(ジェームズ・ボンド)』があるので相当期待できるであろう。
さらに、2012年以降も『Ghostbusters III(ゴーストバスターズ)』『Popeye
』『The Karate Kid Sequel(カラテ・キッド)』『James Bond 24(ジェームズ・ボンド)』と続くので、それなりに期待出来るのはないかと思う。
こういったソニーの状況で悩ましいのはアニメーションが今ひとつということであろう。ソニー・ピクチャーズ・アニメーションという立派なスタジオを持ちながら、それを生かし切れていない。簡単に言うとヒットが出ないと言うことであるが、『くもりときどきミートボール』など面白い作品があるのに何故かパッとしない。ここがコンスタントに稼げるようになると、かなり状況は変わるものと思われるので、今後のソニー・ピクチャーズ・アニメーションの動向に注目したい(次回作は実写の『Hotel Transylvania』)。
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