第七章「アニメ企業研究 海外篇」11
ドリームワークス・アニメーション
9月29日付の米国の経済情報メディア ブルームバーグによれば、米国のアニメーション製作会社ドリームワークス・アニメーションが2012年以降、作品の自主配給に乗り出すことを検討している。これは同社とパラマウント・ピクチャーの配給契約が2012年で終了することに伴うものである。
ドリームワークス本体は、2005年に大手メディアコングロマリットのバイアコム傘下に入り、作品の劇場配給は同グループのパラマウントが担当していた。しかし、2008年のドリームワークスが離脱、劇場配給もディズニーに変更している。
そんな状況の中で、ドリームワークス・アニメーションもパラマウントから離脱。パラマウントとしては、2011年3月に自社製作のフルCGアニメーション『ランゴ』を大ヒットさせており、新たにバイアコムグループのアニメーション部門ニコロデオンの協力も得て、自社スタジオ「パラマウントアニメーション」設立を発表している。
ドリームワークス・アニメーションが現在開発・制作中の『Madagascar 3(マダガスカル3)』『Turbo』『Me and My Shadow』『How to Train Your Dragon 2(ヒックとドラゴン)2』などは、おそらく自主ブランドで配給される可能性が高いが、アッと驚くサプライズがあるかも知れない(他のメジャーとの提携など)
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