第八章「アニメ企業研究 国内篇」3
こちらも好調サンライズ
東映アニメーション以外に好調なスタジオはあるのか。おそらく、その次に名前が挙げられるのがサンライズであろう。『もっとわかるアニメビジネス』で述べた様に相変わらずの「健全経営」振りである。
サンライズの場合、何といっても鉄板のガンダムがあるからであろうが、パッケージ販売においてハイアベレージを誇るユニコーン、そして若返りを図ったガンダムAGEと相変わらずの話題に事欠かない。
さらに、経営のバランスのよさを示すように、『銀魂』『境界線上のホライゾン』『バトルスピリッツ覇王』『ファイ・ブレイン〜神のパズル』が走っている(ケロロも再放送中)。放送局もMBS、TV東京、NHK、TV朝日と全方位。そいえば、今年は『Tiger & Bunny』もあった。
サンライズは自他認めるプロデューサーの会社である。歴代の社長はもちろん、A1ピクチャーズ、ボンズ、マングローブ、ブリッジなどの代表はいずれもサンライズ生え抜きの実力プロデューサーであった。
現在あるサンライズの各スタジオも独立した事業部に近いという。それらを率いるプロデューサー達が互いに切磋琢磨し、刺激し合っていると聞くが、その様な状況が続く限りサンライズの進撃は止まらないであろう。
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