【10大ニースNo.2:TVアニメ制作分数増加】
TVアニメ制作分数大幅回復
現在3月末のアニメフェアの展示のために2011年のテレビアニメの放映分数を調べている最中であるが、前年2010年度をかなり上回るのはほぼ確実となり、おそらく10万分台に回復するであろう。
その理由としては新作本数の増加が挙げられる。もちろん、深夜番組が中心であるが、多分、前年より20タイトル程度増えている。まだ継続している作品を調べていないので何とも言えないが前年割れはほぼないであろう。
これで2007年以来の前年比減という状況に歯止めがかかったが、これが即回復基調に入った、と言ってよいかどうかは今年、来年の動向を見なければまだわからないものの、1月番組を見る限り昨年2011年より増えている。果たして2010年で底を打ったことになるのであろうか。
テレビが中心の日本のアニメ産業にとって非常に喜ばしい傾向であるのは確かだ。パッケージ中心によるビジネスモデルが崩れつつあると言われている中で深夜番組が増えるのはどうしてだろうかとも思うが、実際パッケージが売れている作品があるのは事実だから不思議ではない。このことは、2010年のパッケージ売上が前年比を上回ったこととも関連しているであろう。
詳しくは4月のアニメフェアで発表すので取り敢えずの速報とするが、数字がまとまったら動画協会より2月中にでもプレスリリースするかも知れないので、その時は改めてお知らせする。
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