TYOの日経企業広告
アニメ関連メディア情報13で紹介したTYOの企業広告が本日の日経新聞に掲載されている。それも何と全面広告である。内容はご覧になった方も多いと思うが円谷プロがTYOグループに入ったというものである。
この広告で注目すべきは円谷プロの代表に森島恒行氏が就任したことであろう。森島氏はかの『南極物語』のプロデューサーであり、『大霊界』などのあとアメリカの居を構え、日米合作の大作『クライシス2050』を製作している。また『ニルスのふしぎな旅』『鉄腕アトム』(2003年版)などのアニメ作品や『ウルトラマンゼアス』といった今回の起用に繋がる円谷作品のプロデュースも手がけている。
最近までソニー・ピクチャーズで取締を務めていた森島氏が今回円谷プロの代表となったのはTYOとして並々ならぬ意欲の表れであろう。10/20から公開されているフル3Dアニメ『エクスマキナ』製作したデジタル・フロンティア、現在BS2で放映中の『オーバン・スターレーサーズ』を日仏共同製作中のハル・フィルムメーカーと並び、グループのコンテンツ製作中核企業になるのは間違いない。
この他の動きとしてはグループ企業である音楽制作が5pbは『ナイトウィザード』『プリズム・アーク』といった10月新番のアニメ作品に出資を行っている。音楽制作の会社としては非常に積極的である。まだ全体像は見えないがTYOによるグループ化は今後も進みそうである。
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