ディズニーアニメーション復活
それで、グルーに次ぐアニメーションが『モンスターズ・ユニバーシティ』かと思えばさにあらず、何とこちらもサンクスギビング公開のディズニー・アニメーション『Frozenアナと雪の女王』が$318,080,546で何と4位にランクイン。まだ勢いがあるので、ひょっとしたら『怪盗グルーのミニオン危機一髪』を抜くかも。
そして、6位に『モンスターズ・ユニバーシティ』となる訳だが、この他にもFOXに移籍後初のドリームワークス作品『The Croodsクルードさんちのはじめての冒険』が14位、『くもりときどきミートボール2』が24位、ブルースカイ×FOXの『EPIC』が27位、ディズニーの『プレーンズ』が36位、ドリームワークス夏のテントポール作品『ターボ』はコケて40位といった次第。
といったような2013年のハリウッドアニメーションであったが、『怪盗グルーのミニオン危機一髪』と『Frozenアナと雪の女王』といった、ピクサーやドリームワークス以外の新興勢力の貢献もあって、どうやら北米BOXOFFICEにおけるアニメーション興行収入、史上1位の年となりそうな気配である。
まあ、『Frozenアナと雪の女王』ディズニーアニメーションが「新興勢力」の訳がないが、CGアニメーションになってから台頭したのはプンツェルからである。そして、悲願?のピクサー超えを今回成し遂げたのである。
それにしても、ラプンツェルもそうだが、ディズニーのヒロインはやっぱり金髪じゃなきゃいけないんでしょうかね。ポカフォンタス、ムーラン、プリンセスと魔法のキスなどでエスニックテイストに挑戦したものの、観客の反応はイマイチ。
それでラプンツェルになったかどうかは分かりませんが、案の定予想外のヒット(エスニック路線が弱いと思っていたので案外ヒットするとは思っていた)。日本でも受けたところを見ると、『Frozenアナと雪の女王』もラプンツェル並みに行くのではないかと思う。
『シュガーラッシュ』も好調だったディズニーアニメーション。このまま行くと日本でもシリーズものを除くと不調なピクサーを追い越すかも知れない。ということで、ハリウッドでは新興勢力がピクサー、ドリームワークスの二強時代を脅かす時代に突入しているようだ。