『中国動漫新人類』に見る中国動漫事情⑫〜中国では今どれくらいアニメがつくられているのか
それでは、中国では現在どれくらいのアニメがつくられているのであろうか。
人民日報の記事によると 2003年に制作された中国アニメの総製作分数は3万分足らずであったが、最近国家広播電影電視総局(広電総局)から発表された数字によれば、2007年のテレビアニメの生産量は101,900分(約1,698時間)である。前年度を23%も上回る生産量で順調な発展を遂げているとしているがわずが、この数字が本当なら4年で3倍という急成長である。
高度経済成長を遙かに上回るアニメ産業の成長ぶりであるが、それでも中国の専門局を含むアニメチャンネル枠を満たす年間26万分に至っていない。それならば他国、つまり日本のアニメの出番があってもよいはずであるが現在ゴールデンタイムでの放映は禁止されている。
高度経済成長を遙かに上回るアニメ産業の成長ぶりであるが、それでも中国の専門局を含むアニメチャンネル枠を満たすには年間26万分の生産量に至っていない。それならば他国、つまり日本のアニメの出番があってもよいはずであるが現在ゴールデンタイムでの放映は禁止されている。
このような状況にある中国製アニメであるが、興味深いのはそのビジネスモデルである。アニメの高度成長を支えているのはどのようなビジネスモデルで、実際どのような事業性に基づいて彼らは製作しているのであろうか。
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