華麗なるオープニングショー
09杭州アニメフェアのコンテンツは以下の通りであった。
１） 開幕式（Opening Ceremony）
２） 動漫産業博覧会（China International Cartoon & Animation Industrial Expo）
３） 商業活動（Professional Business Activities）
４） セミナー＆サミット（Summit Forum）
５） コンペテション（Monkey-King Award Competition）
６） 関連企画（Interactive Activities）
何とも派手なオープニングショー
以下概要をざっと説明する。
まず１）の開会式であるが、これは私たちが思う以上にこのアニメフェアでは相当重要な位置を占
めているようである。東京の場合、開幕式といえば初日の朝にテープカットする程度のささやかなものであるが、杭州の場合は写真を見てもわかるように一大セレモニーであった。
「Opening Ceremony of The 5th CICAF & ‘Monkey’-King Awarding Ceremony」と一応コンペテションの表彰式と銘打っているが内実は完全なエンタティンメントショーである。司会はCCTVの著名アナウンサー、そして国内の有名歌手が次々と現れて唄うという趣向であり、時々アニメにからめた演出はあるものの写真を見てもわかるようにほとんど紅白歌合戦という趣であった。
下の
写真にあるようなカンフーパンダの踊りもやっていた。今年アニメフェアで話題だった作品は『喜羊羊与灰太狼之牛气冲天（PLEASANT GOAT AND BIG BIG WOLF）』と『カンフーパンダ』である。前者
は大ヒットの好例として取り上げられ、後者は何故このテーマを自分たちは出来なかったのかという半ば悔しさ混じりの称賛であったように思えた。
来賓も豪華で広電総局や浙江省、杭州市のトップ人材が列席していたが、このような人々が一堂に会するのはおそらくこの時だけであろう。実は、この開会式の前に公式の晩餐会があったのだがその時にはこれらトップ人材は出席していなかったのである。
その秘密はこのオープニングセレモニーをCCTVが放映している点にあるのかも知れない。それにしても突出した豪華イベントであった（ただし有料である。ディナー付きであるが日本円で8,000程度というからかなり高い）。
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