『定本 コロコロ爆伝!!1997-2009 コロコロコミック全史』
渋谷直角・編
(08年12月/プレジデント社/税別1,524円)
熱い雑誌
まあ、どこのコミック編集部にも熱いものがあるのだろうが、コロコロは特にそのようである。本書を読むと改めて凄いというか何でもありと言うか、その強烈なパワーを感じる。これで育った子どもがジャンプに進むのであろう。
コロコロに関わったスタッフ、マンガ家、ライターなどの証言が次々と登場する。それを読んでいると本を売るということもさることながら子どもに対しての流行をつくるBoomerとしての意気込みが旺盛であったことがよくわかる。
コロコロのはじまりはドラえもん人気であった。しつこいようだがオバQも宜しくお願いしたい(何だか訳が分かりませんが)。何ならドラえもんにオバQを登場させてもよいのでは(かなりしつこい)。
日本のアニメを考えた場合、コロコロを抜きには語れない。資料としての価値は十分ある。
(蛇足ながら・・・)
本書には当然小学館の久保さんも登場しますが、ジブリを目指していると述べております。そういえば鈴木さんがFM東京でやっている番組に久保さんが登場した回は必聴もんです、例によって鈴木さんが笑いながらヒドい事言ってます。
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