人材育成の実態調査4〜新人に対する希望
制作・作画系110社中96社(87.27%)から回答が得られた。最も回答が多かった項目は「画力」で、次が「コミュニケーション能力」であった。テクニックも大切だが、同じくらいコミュニケーション能力も必要とされているということであろう。以下、回答項目順に記す。
【新人に希望する知識・能力】(複数回答可)
1.アニメーションの工程 22社
2.画力 73社
3.動画の能力 32社
4.パース図法 34社
5.空気遠近法 16社
6.レンズの知識(広角、望遠) 12社
7.アニメーションの一般的知識 37社
8.コンピュータの技術 21社
9.コミュニーケーション能力 59社
10.その他 8社
【その他記載事項】
・ 実体験に基づく知識・経験に基づく記憶
・ 洞察力、判断力
・ 向上心
・ 職人気質
・ 体力、人柄
・ 「プロ」として仕事に取り組む意識
・ 常識・マナー
・ 覚悟と業界事情への理解
美術系企業では28社中27社(96.42%)から回答が得られた。パースなど美術に必須な技術に関する要望が高いなどの傾向が見られるが、相変わらずコミュニケーション能力に対する要望も多い。また、デジタルによる変革が著しいこともありコンピュータに対する技術も求められている。
【新人に希望する知識・能力】(複数回答可)
1.アニメーションの工程 7社
2.画力 24社
3.動画の能力 3社
4.パース図法 22社
5.空気遠近法 13社
6.レンズの知識(広角、望遠) 8社
7.アニメーションの一般的知識 9社
8.コンピュータの技術 19社
9.コミュニーケーション能力 18社
10.その他 3社
【その他記載事項】
・ ポスターカラーでは描ける基礎的な技術が必要ですが、その技術を持っている新人はいませんので、入社してからの教育です。美術・背景では、2年~3年勉強しないとつかい物になりません
・ 小さい頃から絵を描いていたか
・ 真面目/勤勉
コメント