Tangled(塔の上のラプンツェル)滑り込みでバブル確定?!
以前ハリウッドのアニメーションがバブル気味と指摘したが、昨年11月17日にリリースされたTangled(塔の上のラプンツェル)がBOX OFFICEベストテンの10位に滑り込んで、何とアニメーションが5作品もランク入りした。間違いなくバブルである。
内訳は以下の通り。
1位『トイ・ストーリー3』(Pixer/Disney)
7位『怪盗グルーの月泥棒』(Universal)
8位『シュレックフォーエバー』(DreamWorks)
9位『ヒックとドラゴン』(DreamWorks)
10位『塔の上のラプンツェル』(Disney)
そして、15位にDreamWorksの『Megamind』がある。
『塔の上のラプンツェル』の北米興行収入は現在1.8億ドルであるがおそらく2億ドルは突破するであろう。15位『Megamind』にしても1.45億ドル。ワーナーの『ガフールの伝説』(公開されていたのは知っていたが見損ねてしまった)はコケたが軒並み合格ラインを突破している。
ということでハリウッドのアニメーションは本当に元気である。日本は邦画だけなら興行収入ベストテンの中4作品がアニメーション、洋画も入れると3作品がランクインしているので好調を維持していると言えるだろうが、かつてないハリウッドアニメーションの躍進に思わず目が奪われてしまう。
今年も『カーズ2』を筆頭にハリウッドアニメーションが数多く公開される。DreamWorksは『カンフーパンダ』の続編とシュレックからスピンオフした『PUSS IN BOOTS』(長靴をはいた猫ですな)。それにスピルバーグが以前からやりたがっていた『THE ADVENTURES OF TINTIN:THE SECRET OF THE UNICORN』(こちらはタンタンの冒険ですね)。
ワーナーは『ハッピーフィート2』。実写との合成だが『THE SMURFS』(あのスマーフです。こちらはソニー/コロムビア)もある。さらにジョニー・デップが声優をやる『RANGO』(パラマウント)、怪盗グルーのイルミネーション・エンタテイメント製作『HOP』もある。FOXはブルースカイスタジオの『RIO』。そしてディズニーは『MARS NEEDS MOMS』。
メジャー各社が再度揃い踏みした感があるが、『カーズ2』『カンフーパンダ』を鉄板として『ハッピーフィート2』も固そうなので3〜5作品程度はBOX OFFICEベスト10に入る可能性は十分あるだろう。「アメリカや今年も続くバブルかな」である。
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