未だ迷走中
東京国際アニメフェアの開催を巡る問題であるが結論から言うと未だ決定が出ていない。今のところやるともやらないとも明言されていない状況である。
実は今週25日(火)に都庁の大会議室で東京国際アニメフェア実行委員会がありそこで最終決定が下されるはずであった。アニメフェアの主催はこの実行委員会なので当然の流れである。しかし、当日に決まったのは決定の先送りであった。
どうして先送りになったのかというと、どうもその日までに東京都から都条例の運用方法に関する何らかの提案がある予定だったらしいのだが、結局それが延びてしまったということらしい。ということで、2月の連休までには結論を出すということらしいということで閉会した次第である。
こんなに歯切れが悪いのは私自身も聞いていて何がどうなっているのかがわからなかったためである。事務局からの明確な方針発表がなかったせいもあるが何だかよくわからない。
一方、角川書店を中心として急遽開催されるようになった「アニメコンテンツエキスポ」であるが、こちらはアニメフェアと重なる3月26日(土)、 27日(日)の開催となった。先日動画協会の運営委員会にアニプレックスの夏目社長が説明に来たので聞いてみたら話の後半はエキスポへの参加呼びかけになっていた。
都条例自体は圧倒的多数で可決されたことは事実である。我々が選んだ議員が採決したことなのでその結果は甘んじて受けなければならないであろう。それにも関わらずコミック10日会が何を求めているかといえば運用に当たっての東京都の何かしらの妥協であろう。本来ならそれは東京都と議会(議員)に直接向かうべきであろうが、何故かアニメフェアに振り上げた拳が落ちてきた。
ただでさえ業績が芳しからぬアニメ業界(コミックもそうだが)にあって今回コミック10日会が取った行動が今後どのような影響を与えるかについてはまだ時を待たねばならないであろう(10日会の趣旨だと何らか事態が変わらなければアニメフェアに永遠に参加・協力しないということになるのだが)
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