第七章「アニメ企業研究 海外篇」5
ワーナー1〜アニメのローカルプロダクションがスタート
ディズニーのライバル会社の今後はどうなのか。
まずワーナーであるが、ここでまず注目すべきはローカルプロダクションであろう。『豆腐小僧』『パラダイス・キス』『忍たま乱太郎』などを製作し、現在『スマグラー!』が公開中で、来年『ワイルド7』がリリースされる。興行収入的には果たしてどうなのか。ハリウッドメジャーの中では頑張ってローカルプロダクションを続けているので今後の推移を注目したい。
また、ワーナーはアニメのローカルプロダクションにも進出中である。まだHPにもwikiにも載ってないが、既に某国内大手DVDメーカー(ジェネオンです)のアニメ製作担当責任者がワーナー移籍、若手プロデューサーも引き連れてとのことで、業界ではちょっとした話題となった。本来、もっと早く世の中に知られてもよかったのであるが、移籍直後に東日本大震災があり、業界への告知タイミングを失ったそうな。
外資系のワーナーではあるが製作形態は実写と同じく製作委員会方式とのこと。基本的には以前のメーカーと同じ路線を歩むそうだ。実は、今年既に委員会に参加した作品が2作品あるそうで、本格的な参入は来年に以降になる。来年以降ひとつの潮流となるのは間違いないであろう。
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