日本のアニメの付加価値を出す5〜アニメの収益3ネット市場
今回はネット市場(製作者としての売上。流通への売渡価格)の売上構成である。全体市場1,079億の構成内訳は以下の通りである
① 上映 4.71%
② 放映 14.79
③ ビデオグラム 34.74%
④ 自動公衆送信 0.78%
⑤ 商品化権市場 22.51%
⑥ 音楽関連市場 2.07%
⑦ 海外市場 20.4%
この数字を見て言えるネット市場は、
1. ビデオグラムの売上が高い
2. 作品(分数)95%を占めるテレビアニメの放映市場からの売上が低い
3. グロス売上が大きい商品化権市場、海外市場であるがネット売上が低い。これは商品化権のライセンス料が低いために起きる現象であろう
ということであるが、それはそのままアニメ製作者としての課題になる。特に、今後少子化が進む日本においては海外からの収益をいかに増やすかがポイントとなってくるであろう。
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