キーボードよりテン・キーを打つ方が早い世代
アニメ関連のビジネス情報として私が現在かかわっているケータイアニメ配信について述べてみたい。私自身もそうだがケータイについては伺い知れない部分が多く直に接して眼からウロコが落ちるような衝撃を何度も味わった。もの心ついた時からケータイがある世代と、私のように中年の域に差しかかってからつかいはじめた世代ではケータイの受容において明かにカルチャー・ギャップがあるのだ。このケータイ最新事情ではそういった世代間のギャップやケータイにおけるアニメの最新情報などについて伝えていきたい。
私が社会で働きはじめた時にはもちろんパソコンなどというものはなかった。FAXさえなかった。だから、コールバックしてくれない人間とアポを取ろうと思えばつかまるまで何遍も電話をかけなければならなかった(もちろん、手紙かハガキという手段もあったがさすがにそういう時代ではなかったが)。
それから比べると、ほとんど生まれた時からケータイを手にしている人々はコミュニケーション手段において全く認識が違うようである。このケータイ世代はまたパソコン世代とその感覚が大きく異なっており、そのあたりについては一度紹介したフロントメディア代表市川茂浩の『誰も知らなかったケータイ世代』に詳しい。
この本は目からウロコが3枚くらい落ちる本なので是非読んで欲しい。10代〜20代に対するマーケティングが必要な人間は必読の書。キーボードより携帯のテン・キーを打つ方が早い世代とケータイの関係が非常によくわかる。
この市川氏に出会ったのは今から4年ほど前の2003年であった。
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