ガンダムを抜いた「もやしもん」
フジテレビのノイタミナ枠アニメ番組『もやしもん』の視聴率が非常に好評である。先週5.3%を獲得しアニメ番組ベストテンの8位、そして10月スタートのアニメ新番組では二話目にして『ガンダムOO』を抜いてトップに立った。
『もやしもん』以外のアニメ視聴率ベストテン番組は『サザエさん』以下全てゴールデン・タイムか土日の午前中にオンエアーされている。『ガンダムOO』もいわゆる「土六」と呼ばれる土曜6時放映のゴールデン・タイム作品である。それを木曜深夜0時45分に放映されている番組が視聴率を上回ったのだから快挙と言えるであろう。
もちろん、同じ枠だった『のだめカンタービレ』や日本テレビ『DEATH NOTE』のように、深夜ながら高視聴率だった番組もあるが、それらは事前に実写番組や映画があってタイトルが十分浸透していたことが大きい。『もやしもん』の場合、原作が40万部以上発行されているコミック・モーニングに連載されているとはいえ、この視聴率はおそらくその作品に対する率直な評価の表れであろう。
先々週『もやしもん』の上にランクされていた『ガンダムOO』は先週ベストテン圏外に落ちてしまった。といってもガンダムの場合、この枠になって以来平均視聴率は5%前後だったので気にするようなことではないだろう。
木曜の深夜は『おおきく振りかぶって』が楽しみであったが、残念ながら9月一杯で終了となった。その代わりに『もやしもん』が登場してくれた。納豆やキムチなどの発酵食、ワインや日本酒などの醸造酒が好きな人間は必見の番組であると思う。
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