ネット上のファイル交換違法化の動き⑧〜音楽・映画共有ソフトに対する世界的な流れ その2
2005年6月のアメリカ連邦最高裁判決以降のファイル交換に対する司法の流れを見てみよう。
[2005年]
* 7月 日本のレコード会社5社がネット上で音楽ファイルを公開していた5名に対し著作権侵害を指摘、平均48万円の賠償金で和解
* 7月 オーストラリア連邦裁判所、ネット上で音楽ソフトを無料で交換できるシステムを運営していた会社に対しサービスの停止を命じる
[2006年]
* 12月 京都地裁、ウィニーの開発者に著作権違反幇助の罪で罰金150万円(執行猶予1年)の有罪判決。被告は控訴
[2008年]
* 1月 京都府警、ウィルスを作成していた大阪の大学院生を著作権法容疑で逮捕
以上であるが、こうして見ると2005年のアメリカ連邦最高裁の判決以降、司法判断がほぼ統一されつつあるのがわかるであろう。そして、この流れは日本でも著作権法改正の中でも明確になりつつある。
コメント