第7回東京国際アニメフェア①〜過去最高の動員
先月3/27〜30日まで開催された東京国際アニメフェアについて述べてみたい。
今年のアニメフェアはコートを必要としなかった。最終日はやや寒かったもののこの時期に桜が満開というのは記憶になく、地球温暖化かと思われるほど暖かかった(そういえば環境省のブースがなぜかあったが)。そんな条件も手伝ってか、今回も過去最高の動員数となった。
第一回目からの動員は以下のようになる。
第1回目(2002年)50,451名
第2回目(2003年)64,698名(+14,247名)
第3回目(2004年)72,773名(+8,075名)
第4回目(2005年)81,266名(+8,493名)
第5回目(2006年)98,984名(+17,718名)
第6回目(2007年)107,713名(+8,729名)
第7回目(2008年)126,622名(+18,909名)
この数字を見ると過去一貫して動員数が増えているのがわかるが、実はこの数字、一般とビジネス関係・プレスなどが一緒になっている。そこで、それぞれの数字を個々に見ると入場者、海外ビジネス関連、プレス関係が伸びている中、国内ビジネス関係者だけが初めて前年より減少しているのがわかった。これは、現状の不透明感を表しているのかも知れないが、おそらくアニメ、あるいはアニメフェアに対するビジネス上での期待感が一段落したためではないかと思われる。
それに対して一般入場者は確実に着実に増え10万人以上という数字になった。一日で5万人であるが実際会場にいると実に結構な混み具合であった。各ブースで行われているイベントを見ている人間が通路に溢れ、まるでラッシュ時の新宿駅のような状況で余りの混み具合に入場制限となり、一時は入場待ちの列がりんかい線の駅との半ばくらいまで出来たほどである。
アニメフェア開催当初は子ども連れのファミリー層が多かった。小学校を中心にチケットを配布したためであると思われるが、ここ2〜3年、年齢層が高くなる傾向が見られる。それに連れて動員が上がっているのだが、どうも同じビックサイトで開催されているコミュケに通ずる層が増えているように思えてならない。
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