第７回東京国際アニメフェア⑮〜アニメアワード関連／松本大洋氏と庵野秀明氏に会えると思ったのだが・・・
毎年アニメフェアでアニメアワードが開催されている。これにはその年度（一作年の11月〜昨年10月）に発表された商業作品から選ばれる「ノミネート部門」と未発表応募作品から選ばれる「コンペテション部門」の二つがある。
まず、「ノミネート部門」の個人賞を受賞した方々を紹介したい
□ 監督賞：庵野秀明『エヴァンゲリヲン新劇場版：序』
□ 原作賞：松本大洋『鉄コン筋コンクリート』
□ 脚本賞：原恵一『河童のクゥと夏休み』
□ 美術賞：木村真二『鉄コン筋コンクリート』
□ キャラクターデザイン賞：錦織敦史『天元突破グレンラガン』
□ 声優賞：宮野真守：『機動戦士ガンダムＯＯ』『DEATH NOTE』
□ 音楽賞：菅野よう子：『劇場アクエリオン』
以上であるが、まあ妥当な結果であろうか。去年は７つある個人賞のうち声優と音楽を除いて「時かけ」関連が受賞した。ほぼ独占状態ともいえる状況であったが今年は見事に分かれた。それだけ強烈な作品が少なかったとということか。
実は表彰式で監督賞、原作賞、脚本賞の方々に賞をお渡しする役割を仰せつかった。僭越の極みであると思ったが、反面めったにお会いする機会もない方々なので密かに楽しみにしていたが、残念ながら庵野氏と松本氏は当日欠席されて代理の方に賞をお渡しした次第である（蛇足ながら菅野さんも欠席されて残念であった）。脚本賞の原監督には是非間を置かない次回作を撮って頂きたいものである。