第7回東京国際アニメフェア⑯〜アニメアワード関連/大賞の行方は
アニメアワード「ノミネート部門」のジャンル別部門の受賞作は以下の通りであった。
〈テレビ部門〉
□ 『電脳コイル』
□ 『天元突破グレンラガン』
〈劇場映画部門〉
□ 『河童のクゥと夏休み』
〈海外劇場部門〉
□ 『レミーのおいしいレストラン』
〈オリジナルビデオ部門〉
□『茄子スーツケースの渡り鳥』
茄子の高坂さんは欠席されたが、電脳コイルの磯光雄監督、グレンラガンの今石洋之監督、脚本賞に引き続きクゥの原恵一監督が元気な顔を見せていた。
そして、本年度のアニメーション・オブ・ザ・イヤーである。このアニメーション・オブ・ザ・イヤーに特徴的なのはTV、劇場、OVA、海外作品の全てが受賞対象になるということである。これは、おそらく海外では見られない選考方法であり、テレビメディアが異常に強いという日本的な意識に即しているかも知れない。
過去の受賞作は、
2002年『千と千尋の神隠し』
2003年『花田少年史』『千年女優』(テレビと映画部門に分かれたため)
2004年『機動戦士ガンダムSEED』
2005年『ハウルの動く城』
2006年『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』
2007年『時をかける少女』
であったが、今年選ばれたのは『エヴァンゲリヲン新劇場版:序』であった。内容や実績から見ても妥当なところであろう。監督賞に続いて賞を受け取った。のはキングレコードの大月氏であった。ちょうどタイミングよく4月25日にDVDが発売になる。映画公開同様積極的な宣伝展開がなされてないようだが発売されればまた話題を呼ぶであろう。