杭州アニメフェアのコンテンツ
次のコンテンツである動漫産業博覧会(China International Cartoon & Animation Industrial Expo)はいわゆるブース出展のことで全中国の放送局、製作・制作企業、動漫基地、教育機関、出版社、玩具・衣類メーカー、物販・流通などが出展している。
出展している制作会社にはdigitalの名前が付く会社が多い。それらの会社はアニメの他にゲームやモバイル向けの映像、Web制作もやっている。というかそういった仕事が主流の場合も多い。多分この種の現象もdigitalという名前が入った方がお金を集めやすかったという昨今の中国事情のためであると思われる(日本でも一昔前にありましたが)。
海外からの出展もあるが映画祭などへの出展招致などが多く一般企業はさほど見受けられなかった。日本からは数社程度。フジテレビ、デジタルハリウッド、シンクといった会社であった。さらに、先ほども述べたようにこの他に非常に多くの物販業者が出展している。
3番目の商業活動(Professional Business Activities)は以下のコンテンツで成り立っている。
1) 国際動画交易会(International Cartoon Transaction Fair)=企業紹介、デモリールなどを交えたプレゼンテーション
2)産業投資懇談会(Industrial Investment Negotiation Fair)=文字通りアニメに対する投資懇談会。日本と違って中国では業界外部からの投資が多いと聞くが、北京のコンテンツ投資会社の社長に話を聞いたところ、主な出資者は不動産業者であるという。この話は度々耳にしたから本当であろう。同時にそれに匹敵する(あるいはそれを上回る)投資者は国や地方政府などであるということもこれまた多くの人から聞いた話である。
3)人材紹介会(Talents Recruitment)=これは文字通りクリエイティブ人材マッチングのための会で対象は主に教育機関と企業となる。
4)白鳥湖環境改良契約セレモニー(‘White Lake Day’& CICAF Industrial Project Contract-signing Ceremony)=内容はよくわからないが白鳥湖の環境を改善するためにCICAF及び杭州のアニメ業界が行う契約式とある。
5)フランスデー(French Day)=中国ではフランスとのビジネスが多いと聞く。それもあってかフランスデーも今年で3回目となる。主な内容は様々なフォーラム、アニメの上映会、フレンチコミックの展示、懇親会などである。
6)杭州アニメデー(Hangzhou Cartoon and Animation Films Day)=杭州市で制作されているアニメをアピールするイベントである。上映だけではなくキャラクターショーなどもある。
7)国際アニメフェスティバル握手会(International Animation Festival Hands-shaking Wine Party)=握手会とあるがビジネス交流会である。
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