中国の動漫団地
そして最後に訪れたのは中国サイドが日中動漫遊戯基地として中国側が日系企業の誘致を考えている領秀大廈(ビル)であった。
ここは受付のあるビル。この後ろです。
先方の説明によるとこの6階立てワンフロアー1,400平米のビルを1平米1月1.5元(約225円)で借りられるとのこと。また、様々な優遇制度が利用可能で、国家、北京市、石景山区における税制優遇、また資本金に応じた投資、さらには作品に対する出資、ファンド活用などの制度を活用できるそうだ。魅力的な話であるのは間違いない。
受付のあるビルの1F。税務面など色々な相談窓口がある。
ただし、それはあくまで合弁で中国企業になった場合であって外資に対して開かれている制度ではない。また、外貨持ち出しが困難、さらによく制度が変わるなど進出後の保証が長らく得られ難いというリスクもある。従って、日本の企業としては進出する際のメリットについて事前によく考えておかねばならならず、このような制約の中でどのように互いのメリットを両立させるかが何よりの課題であろう。
ここが実際に誘致を受けている裏側のビル。まだ完成していないとのこと。
TYOグループのように中国との合弁企業として参入し、中国国内でのビジネスを中心に考えるという割り切り方もあり、その辺は今後の日本国内の業界動向にもよるであろう。
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