昨日、「ハリウッド版(実際の製作は香港のイマージ社)」『アトム』のプレミアムを見てきました。色々危惧はありましたが、なかなかいい出来栄えになっていたと思います。手塚プロにイマージを紹介し、NHKスペシャルの時にも取材対象として推薦した身としてはホッとしました。ただ、日本としては映像化の最高到達点がいつまでもハリウッドである言われるのは情けない気もします。
ソフトパワーとしてのアニメ
実はアニメ経済面ではなく政治面でも日本に取って大きな利益をもたらすのではないかと考えているのである。具体的に言えばアニメの持つソフトパワーが安全保障問題とは言わないが、日中の平和に大いに寄与することができる可能性があるということだ。
最近の中国は経済発展と共に阿片戦争以来失われていた清朝時代の威光を取り戻すかのような振る舞いが見られるが、その拡張志向が如実に表れているのが軍備拡張であろう。
既に08年は米国に次いて軍事費予算が世界2位となり、実際台湾や日本に向けられている中国のミサイルも数多くあるとのことで周辺国に対する重大な驚異となっている。もちろん、その中には日本も含まれており、中国が日本国憲法にあるように「平和を愛する諸国民」でありその「公正」と「信義」が「信頼」できるものであれば何の憂いもないが、果たしてそうであるかは少なくともその行動を見ている限りは疑問である。
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