人材育成の実態調査10〜キャリアアップ制度
会社の規模や制度によって事情は異なるが、キャリアアップ制度の有無は社内人材育成制度と大きなつながりがあると考えられる。また、ユニオンのない日本では多様なキャリアを経験できるが、それがある種の強みになっているとも考えられる。
ということで、制作・作画系企業110社のうち65社(59.09%)が回答、そのうちキャリアアップ制度を設けていると答えた企業は37社(56.92%)、設けてないが23社(35.38%)だった。以下、その他5社が記載したキャリアアップ制度である。
・ 試験は設けてないが作監にカット単位でチェック料を発生させ責任を取らせています。それで、ほぼ1年後に原画になっています。
・
2年で原画
・ 日々の仕事具合
・ 本の人希望次第
・ 今のところ1年後には原画になっています
美術28社からの回答があったのは20社(71.43%)、その内でキャリアアップ制度を設けていると答えた企業は3社(15%)で、「ない」の16社(80%)の方が圧倒的に多かった。以下、その他に記載されていた事項。
・ 「ある」で作品担当・美術になる
・ 「なし」で商品価値のある作品が出来れば1枚ずつのノルマになる
・ 「ある」で美術ボード、美監補になる
・ 「その他」で実力次第
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