第八章「アニメ企業研究 国内篇」5
やはり気になるジブリ3〜ポストジブリ
すっかりけいおん話になってしまったが、今回のヒットはアニメファン以外の人間もかなり動員出来たからであろう。その意味ではサマーウォーズに近いのではないか。つまり、アニメファンの領域を超えたのである。
しかし、まあ、考えてみてもけいおんの様な本当の意味での「やおい」アニメがジブリ作品の半分もの興行収入となるというのも、これまた日本らしい現象かも知れない。
閑話休題。本題に戻ってジブリ話。
もし、ジブリが邦画興行のトップを取れないといった事態になれば、今後の展開に大きな影響を与えるのは必至であろう。ジブリはもちろん、興行サイドも対応を考えるはずである。
現在ジブリでは高畑監督作品と宮崎監督作品が動いているようである。他にもあるだろうが、まずは両巨匠作品を軸に今後は展開して行くものと思われる。いずれにせよ、ジブリにとって次回作が正念場になるはずである。現状を考えると、宮崎監督以外であれば今回のコクリコを上回るかどうか、宮崎監督作品であれば100億を超えるかどうかが目安となるのではないか。ポストジブリはやはりジブリかどうか、次回作が注目される。
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