日本におけるCGアニメーションの可能性が示されたナキ
昨日1月28日(土)映画専門大学院大学に、白組の八木竜一監督と渋谷紀世子プロデューサーをお招きして『もののけ島のナキ』を中心にお話を伺った。予測はしていたがフルCGの制作が並大抵ではないことがよくわかった。
改めて白組については興味深い点が多々あると思った次第で、別途書かなければならないと思った。おそらく、白組は日本のアニメのひとつの未来を内包していると思われる。いつか、その歴史や志向性について是非探ってみたい。
それはともかく、八木さん、渋谷さん、本当にご苦労様。質疑応答も盛り上がり予定時間を30分も過ぎてしまうほどであった。
『もののけ島のナキ』が興行的に成功したことは白組のみならず、日本のアニメ産業にとっても非常に喜ばしいことである。ナキによってキッズファミリーCGアニメの可能性が示されたことで、この領域に向かうひとつの流れが出来ればよいのだが。
『もののけ島のナキ』は試行錯誤の連続で構想からリリースまで6年かかったそうであるが、次回作はおそらく半分で済むではないか。余り時間を置かずに次回作を見たいものである。白組の心意気ならば可能であろう。
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