2011年アニメビジネス動向回顧10
【10大ニースNo.4:変わる業界地図6〜新興勢力の台頭3】
2000年代以降に誕生した新興勢力3/2007年
何故か2007年設立の会社が多い。まだ業界バブルの余韻が残っていたせいか、あるいは、いち早く陰りを察知したせいか。
〈whitefox〉4月
OLMから独立した岩佐岳社長が設立したスタジオ。一度インタビューしたことがあるが、典型的な一作入魂型のワンラインカンパニーで、年間2クール、26作品以上は制作しないと述べていた。実際作品の評価は高く、かなり先までの作品を受注しているとのこと。製作というよりは制作志向で、よい作品をつくること、またクリエイターを大切にすることを旨としている。34歳で創業した覚悟の程が窺われる人物であった。荻窪にもスタジオを構えたところを見ると順調に発展しているのではないか。
〈Ordet〉7月
かの山本寛氏が創業したスタジオ。この人も岩佐氏と同年齢なので今年37歳。大いに期待出来る年齢であるが、以降のことはあとで出て来る「ウルトラスーパーピクチャーズ」の一員として書くこととする。
〈ブリッジ〉8月
ケロロ軍曹を制作していたサンライズ6スタから独立した大橋氏が創業した。独立するのは歓迎とサンライズ内田社長がおっしゃっていたが、意外と数が少ないのは各スタジオ自体が独立した事業体のような雰囲気があるからであろうか。
〈セブン〉9月
ラディックス、ワオワールドを経たプロデューサー堀江氏が設立。昨年より元請をやるようになった。
〈David Production〉9月
旧ゴンゾ元代表取締役社長梶田氏、プロデューサー沖浦氏らが独立して設立した。新興スタジオの出身で多いのがゴンゾ。虫プロもそうだが本体が危うくなるとそこからの出身者が業界に散らばる。今後もゴンゾ出身者は増え続けるかも知れない。
〈シルバーリンク〉12月
フロントライン出身の金子社長が分社の形で独立して設立した。2010年頃から元請けとしてやるようになった。
I have been so bwieldreed in the past but now it all makes sense!
投稿情報: Sah | 2012/05/19 12:38