アニメビジネスがわかる本241『マンガの方法論 マンガ原作発見』
(岩見吉朗/朝日新聞出版1,890円/2011年2月)
マンガ原作者への道
マンガ家への道(キャリアマップ)は広く知られているが、原作者となるとどうか。古くは梶原一輝、小池一夫などであるが、両者はいずれも作家志望からの転向組。雁屋哲は電通、武論尊は自衛隊である。
それで本書の著者と言えば、一般企業からあの「ロッキング・オン」を経てフリーの文筆業となり、そしてマンガ原作者となったそうである。いずれにせよ、最初からマンガ原作者を志す人間は少ないということなのであろう。
これは私見であるが、マンガ、アニメが好きでそれをつくってみたいと思うが画が描けないという場合、前者なら原作者、後者なら脚本家(もちろん原作者でもいいが)を志すのがいいのではないかと思う。
マンガ、アニメにおいて当然のことであるがストーリーは重要である。日本に限らずストーリーの優先度は高い。私見であるが原作者、脚本家をもっと積極的に育成してもよいではないかと思う。
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