初日だけはビジネスデーということで、ゆったり会場を回れたが翌日からは人の波。7つの会場で動員数208万にということだが、本会場のここはどれほどであろうか。正確なことはもちろんわからないが、写真にあるように次から次へとやってくる人々のことを考えると6日間で30万人〜40万人は訪れているのではないか。
朝ホテルでテレビをつけると7時からのニュースのトップで動漫市の様子が伝えられている。約10分ほどだが、おそらく他の定時ニュースでも同様であろう。市政府を挙げて取り組んでいる様子がうかがわれるが、それもあっての大量入場者であろう。
会場へ向かう人の列、列、列(そう言えば今回は天気が悪かった)。「杭州市のはずれ」とタクシーの運転手が表現していたが、電車も地下鉄(秋開通予定。ただし、この会場の近くには通らない)も通っていないので、どこにバス停があるのだろうか。
今回は会場が変更になったせいかオペレーションが非常に悪かった。ホテルから会場に向かう送迎バスは朝8時に行ったきり戻ってこない。30分置きにあるはずが一向に音沙汰なし。というこで3日間会場へはタクシーで行くこととなった。
また、帰りは帰りで何時どこからバスが出るかが不明。17時集合ということで向かったら10分前に出てしまったとのこと(あとでわかったのだが)。仕方がないので歩いてホテルに帰ったが、約5キロで1時間ほどかかった。
さらに、本部があるはずの建国飯店に受付デスクがいない。従って、誰に何を聞いていいのか全然わからない。スケジュールを書いた紙がドーンと貼ってあるだけなのである。アニメフェアのパンフレットも一種類しか渡されず、ゲストとして参加した人間にさえ紹介されているパンフがもらえなかったなど、課題満載であった。
こちら展示場Bの地下で開催されていた「中国COSPLAY超級成典」。コスプレが盛んな中国ではこの種のイベントで多数見られる。こちらは入場料はアニメフェアとは別に30元必要。
入り口の右側にいた人。お国柄のせいか時代劇のコスプレが多い。
地下のコスプレ会場。数百人収容か。ちょっと変形したつくりになっており左側にサブモニターがある。
タイトルに引かれてサミットを覗く。その名もズバリ「中国動漫強国之路」であった。実は私がセミナー用に用意していったものと同じものであった。もっとも、こちらのセミナーは出場者が増え過ぎて、持ち時間一人3分となったため、パワポの一部を見せその解説に留まった。そして、「中国動漫強国之路」の最後を締めくくるのは、国家広播電影電視総局副編集長・宣伝管理司の司長金徳龍氏。広電総局バリバリのパワーエリートである。この人がいる限り国内産業最優先の路線に変更はないものと思われる。
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