いつの間にか過去最高売上となっていたハリウッドアニメーション
2013年アニメビジネス関連ニューズの10位は〈ハリウッドアニメーションヒット〉である。下記は2013年の11月末までの日本における映画興行収入であるが、アニメの1・2フィニッシュ、ベスト5に4作品、ベストテンに7作品が入るという前年度を上回る盛況ぶりであった。
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2013タイトル |
興収 |
1 |
風立ちぬ |
116億円 |
2 |
モンスターズ・ユニバーシティ |
89.5億円 |
3 |
テッド |
41.5億円 |
4 |
ドラえもんのび太のひみつ道具博物館 |
39.5億円 |
5 |
名探偵コナン 絶海の探偵 |
35.7億円 |
6 |
謎解きはディナーのあとで |
31.9億円 |
7 |
真夏の方程式 |
31.0億円 |
8 |
ポケットモンスター |
30.6億円 |
9 |
ドラゴンボールZ 神と神 |
30.4億円 |
10 |
シュガー・ラッシュ |
29.3億円 |
ところが、年末の公開された『ルパン三世VSコナン』がベスト10入り確定で、おそらく40億円前後行くものと思われており、『シュガー・ラッシュ』がベストテン落ちするであろう。ひょっとして高畑作品もランクインするかも知れないが、現状ではちと苦しいかも。
ベストテン7作品中6作品が国内作品であったものの、13年の特徴はハリウッドアニメーションが強かったこと。『モンスターズ・ユニバーシティ』89.5億円、11位にランクインした『シュガーラッシュ』29.3億円、15位と大健闘した『怪盗グルーのミニオン危機一髪』21.9億円など、昨年はベストテン作品が例年になくハリウッドアニメーションの例年にない活躍が目立った。
ということで、ちょっとアメリカのBOXOFFICEを覗いてみたら、これが大変なことになっていた。2013年北米BOXOFFICEのベスト10であるが、トップは『アイアンマン3』で2位がサンクスギビング公開の『ハンガーゲーム2』となっているが、3位に何と『怪盗グルーのミニオン危機一髪』が$367,835,345という大ヒット。『モンスターズ・ユニバーシティ』を1億ドルも上回る好成績であった。
この項続く。
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