第七章「アニメ企業研究 海外篇」8
離脱が続くパラマウント
マーベル原作で一番潤ったのがパラマウントである。現在『キャプテン・アメリカザ・ファースト・アベンジャー』が公開中であるが、これ以降マーベル原作作品はラインアップに入っていない模様だ。
また、前に述べたようにドリームワークスも離脱中である。こちらも、既にディズニーに移籍しており『タンタンの冒険ユニコーン号の秘密』が最後になりそうだ。
そして、もうひとつドリームワークス・アニメーションも離れそうである。『長靴を履いた猫』までは確定しているであろうが、その先の『Madagascar 3(マダガスカル3)』『Turbo』『Me and My Shadow』『How to Train Your Dragon 2(ヒックとドラゴン)2』はパラマウント配給になるかは不明である。
ドリームワークス・アニメーションの噂の影にはパラマウントが独自で製作したCGアニメーションの影響があるとされる。『ランゴ』が「そうであるが、ジョニー・デップ主演で注目され、アメリカではそこそこヒットしたものの、日本では全く話題にならなかった。
そんなパラマウントで期待出来そうなのは、お正月映画の『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』、マーチン・スコセッシが児童文学に取り組んだ『Hugo Cabret』、定番の『Star Trek 2(スタートレック)』『G.I. Joe 2: Cobra Strikes』『Teenage Mutant Ninja Turtles (ニンジャタートルズ)』といったところか。いずれにせよ、マーベル、ドリームワークスが抜けたパラマウントは苦しい。
コメント