手塚治虫『手塚治虫エッセイ集1〜8』(手塚治虫漫画全集別巻/講談社)
手塚治虫『手塚治虫対談集1〜4』(手塚治虫漫画全集別巻/講談社)
手塚治虫『手塚治虫 漫画の奥義』(手塚治虫漫画全集別巻/講談社)
手塚プロダクション+版俊男『手塚治虫物語〈上〉オサムシ登場』『手塚治虫物語〈下〉漫画の夢、アニメの夢』(朝日文庫)
考えてみるとずっと手塚治虫関連の書籍が続いたが、日本のマンガ・アニメを語る上で欠かせない人物なの致し方ないと思う。そこで、ついでにという訳ではないが手塚治虫の著作でマンガ・アニメビジネスの基礎資料となるものを紹介したいと思う。これは、マンガ・アニメ研究の中で必ず資料として出てくる書籍であるし、また基礎知識としても身につけておきたい内容である。以下、各書籍の紹介である。
手塚治虫『手塚治虫エッセイ集1〜8』
エッセイ集1「手塚治虫自伝」=『ぼくはマンガ家』の編集。基本書中の基本書
エッセイ集2=アニメーションにかかわるエッセイ集
エッセイ集3=マンガにかかわるエッセイ集
エッセイ集4=第1部が「小さな地球の上で」という地球環境やアトム、未来にかかわるエッセイ、第2部が「ぼくの旅日記」という旅行にかかわるエッセイ
エッセイ集5=映画評を中心としたエッセイ集
エッセイ集6=少年時代の想い出から晩年に至るまでの雑感を綴ったエッセイ集。
エッセイ集7=読書や書評を中心としたエッセイ集。
エッセイ集8=「観たり撮ったり映したり」をもとに編集した映画制作に対する情熱や映画評を述べたエッセイ集
*2巻から7巻までは『手塚治虫ランド』『手塚治虫ランド2』『手塚治虫大全1』『手塚治虫大全2』をもとに編集したもの。
こうして見ると手塚治虫は文筆家としても結構多作であったことが伺われる。
手塚治虫『手塚治虫対談集1〜4』(手塚治虫漫画全集別巻/講談社)
対談集1=原典は『虫られっ話』小松左京、北杜夫、田川水泡、横尾忠則、ジュディ・オング、尾崎秀樹、磯村尚徳、石ノ森章太郎・松本零士との対談集
対談集2=大城のぼる・松本零士、小松左京・松本零士。マンガ史を探る上では興味深い一冊
対談集3=松本零士・萩尾望都、石上三登志、小野耕世、阿久悠、合田周平、諸星大二郎・星野之宣、筑紫哲也、石ノ森章太郎
対談集4=原典は『続虫られっ話』。小松左京、種村季弘、萩尾望都、鶴見俊輔、立川談志、牧美也子、巖谷國士、手塚眞
手塚治虫『手塚治虫 漫画の奥義』(手塚治虫漫画全集別巻/講談社)
手塚治虫のインタビュー集。手塚の博覧強記振りには何時も驚かされるが、マンガに対する造詣には舌を巻く。戦前のマンガを知るためには欠かせない一冊。
手塚プロダクション+版俊男『手塚治虫物語〈上〉オサムシ登場』『手塚治虫物語〈下〉漫画の夢、アニメの夢』(朝日文庫)
手塚治虫の自伝のマンガ化。『ぼくはマンガ家』をはじめとし様々な文献をもとに描かれている。読みやすく面白い。
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