ブレイクの兆し
まるごとアニメの数字が急激に伸びはじめそうな気配を見せたのは今年2007年に入ってからのことであった。これには幾つかの理由が考えられる。
ひとつめは、なによりも「アニメがケータイで見られる」という認識が広まったからであろう。Qlick.TVとの連動やライバルサイトが次々と立ち上がったことによって全体認知が高まったのは間違いない。
二つ目は昨年秋開始のナンバー・ポータビリティである。機種の買い換えによって動画を見られる環境の端末が増えたのも大きな要因と思われる。
三つ目はコンテンツの充実。最初はなかなかコンテンツが揃わず苦労したが、徐々に浸透することによってコンテンツ・ホルダーからの理解も得られるようになり作品が集まるようになった。特に昨年末から配信がはじまったエヴァンゲリオン効果は大きかった。やはり10年に一度の大作である(正確には12年であるが)。
このような要素によって急激に視聴回数が伸びはじめたのだが、では実際ケータイでアニメを見ているのはどういった人々なのであろうか。
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