アメリカに見る上映基準〜映画のレイティング
今まで放送の基準について述べてきたが今回は映画のレイティングについてである。現状アメリカにおける上映基準は次の5つに分かれている。
映画の格付け(レイティング)
①G(General Audience)/一般映画
②PG(Parental Guidance Suggested)/保護者同伴
③PG-13(Parents Strongly Cautioned)/13歳以下禁止
④R(Restricted)/17歳以下は保護者同伴
⑤NC-R(No one 17 and under admitted)/17歳以下禁止
このレイティングを行っているのは基本的にアメリカ映画協会(MPAA)であるが、この格付けによって入場者はもちろんテレビ広告などにも制限がかかる。PG-13やR、NC-Rにランクされるとニッケルオデオン、ディズニーなどの子ども向けのケーブル・テレビで広告を打つことが出来なくなるため、キッズ・ファミリー向けのアニメはPG以上であることが必須条件となる。事実ピクサーやドリームワークス製作のアニメはGかPGである。
ちなみに宮崎作品の『千と千尋の神隠し』と『ハウルの動く城』はPGであったが『もののけ姫』は残酷なシーンが多いということでPG-13であった。
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