ネット上のファイル交換違法化の動き⑤〜月に代わってお仕置き?
昨日、これらネット関連について、情報不足でスタートラインにも立ってないというコメントを寄せて頂いたが、全くその通りで多分周回遅れかも知れない。一応、落としどころとしてはネット社会でどんどん無料化していくコンテンツについてであったが、足下が危うい上に、年のせいか回りくどいので、果たしてたどり着けるやら。
閑話休題。
著作権法はウィルスを取り締まる法律ではない。その意味で、今回の大学院生摘発は明らかに別件逮捕であろう。同時にウィニーをつかい著作権法侵害で堺市と尼崎市の男性二人も逮捕されたが、これなどは目を逸らすための「おまけ」という感じさえ漂ってくる。
別件逮捕という手法も問題であろうが、さらにこの事件を複雑にしているのが、本命であるウィルス作成に対する法整備がなされてないということであろう。その意味で、今回の逮捕は止むに止まれぬ仕置き人の所業に近いものを感じる。
今回の摘発を考えると、おそらく、今後法整備が遅れているネット上の問題に著作権法が適用される可能性が高くなるであろう。著作権法が非親告化への道を辿りつつあることを考えると、ファンサブを含むアップローダーは結構危険な状態に置かれているのではないか。
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