第7回東京国際アニメフェア⑥〜異彩を放っていた『冬のソナタ』
東京国際アニメフェアは開催時期も相まって毎年多くの製作発表が行われている。ビジネスデーとパブリックデーでは対象が異なるので発表の性格が違ってくるが、いずれにせよ作品に対する力の入れ具合をはかる目安になっている。こちらもほとんど見ることができず残念だったが主なものを紹介していきたい。
アニメフェア初日27日の最初に行われた製作発表は劇場版実写映画『ヤッターマン』である。1月スタートのTVシリーズ『ヤッターマン』の視聴率が好調なのでタイムリーな発表会になったが、最初から実写とのセット企画であったようだ。タツノコ(アニメ『ヤッターマン』製作)、タカラトミー(アニメ『ヤッターマン』の商品化やスポンサー、実写版の製作委員会)、にっかつ(劇場版配給)がインデックス・グループというグループ内連携があったためではないかと推測される。
「蛙男」のDLEが元気であった。『秘密結社鷹の爪THE MOVIEⅡ』の製作発表を行ったほか、「フランスANKAMA社との業務提携/日本トイザらスとの共同事業」の発表も同日にこなしていた。両方共に見ることができなかったが、4月以降も継続が決まった『ファイテンション☆テレビ』(TXN系土曜午前8時)を軸に今後も話題を振りまきそうなDLEである。
ブースを回っていて足を止めってしまったことがあった。年配の女性がおそらく20〜30名はいたかと思うが、揃ってモニターの場面をケータイカメラで写しているのである。アニメフェアならずともその異様な雰囲気に思わず足がすくんで(失礼)、いや止まってしまった次第である。
何ごとかと思ってブースの名前を見ると『Winter Sonata』とあった。『冬のソナタ』のアニメ版であった。ヨン様の会社が出資しているらしく、自ら声優を務めるとのことである。来年9月オンエアー(26話)のオンエアー日本でプリプロ、韓国でメインプロダクションをやるそうだが、果たしてその出来具合は如何になるものであろうか。
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