第7回東京国際アニメフェア⑱〜第四回アニメ功労賞その1
アニメアワードの授賞式の中で第四回功労賞の発表が行われた。この賞はアニメ産業の発展に寄与された方々に贈られる賞で、ほぼ年代に添って選ばれる今年からはいよいよテレビ時代に突入した。そんな背景の中、今年功労賞が贈られたのは以下の方々である。
〈第四回アニメ功労賞受賞者〉
□ 大塚康生(アニメーター)
□ 清水達正(撮影)
□ 田代敦己(音響)
□ 鳥海尽三(脚本)
□ 村田英憲(プロデューサー)
□ やなせたかし(原作)
□ 渡辺岳夫(音楽)
□ コロムビアミュージックエンタテインメント(音楽)
□ 太陽色彩株式会社(美術)
以上の七氏、二法人であった。
ちなみに昨年の受賞者は以下の方々である。
□ 荒井和五郎(戦前より創作活動を続けていたアニメ作家)
□ 今田智憲(元東映動画社長)
□ 川本喜八郎(世界的な評価を受けている人形アニメ作家)
□ 熊川正雄(戦前からからのキャリアを誇ったアニメーター、演出家)
□ 小山禮司(東映動画の創生期から活躍した美術)
□ 坂本雄作(虫プロ創生期を担ったアニメーター、演出家)
□ 芹川有吾(東映動画を中心として活躍した演出家)
□ 大工原章(東映動画の中心アニメーター)
□ 辻真先(テレビアニメの黎明期から一線で書き続けている脚本家)
□ 古沢日出夫(初期東映動画を支えた演出家)
□ 椋尾篁(テレビ時代を支えた美術)
□ 村田耕一(アニメーターにしてOH!プロダクション創立者)
□ ドラえもん(旧)声優チーム
以上であるが、昨年は東映動画で活躍された方々が多く選ばれた。鬼籍に入られた方も多いがこれは功労賞が年代をたどっているため自然とそうなった次第で、本年はテレビアニメ放映以降の方々が選考対象に絞られてきた。(以下明日に続く)
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