アニメと音楽のビジネス関係(2)〜2007年度JASRAC売上
まず、2007年度のJASRAC音楽著作権使用量を見てみよう。下記は国内・国外におけるアニメ関連楽曲の売上である。
〈国内作品分配額ベスト10に入ったアニメ関連楽曲〉
2位『 エヴァンゲリオンBGM』鷺巣詩郎
4位『ドラゴンボールZ BGM「(TV)』菊池俊輔
7位『残酷な天使のテーゼ』及川眠子/佐藤英敏
8位『愛をとりもどせ!!』中村公晴/山下三智夫
〈海外分配作品ベストテン〉
1位『ドラゴンボールZ BGM「(TV)」菊池俊輔
2位『東京ミュウミュウBGM』根岸貴幸
3位『鋼の錬金術師BGM』大島ミチル
4位『ポケットモンスターBGM』宮崎慎二
5位『名探偵コナンBGM』大野克夫
6位『ドラゴンボールBGM(TV)』菊池俊輔
7位『聖闘士星矢BGM』横山菁児
8位『デジモンアドベンチャーBGM(TV)』有澤孝紀
9位『キャプテン翼BGM』飛澤宏元
10位『 美少女戦士セーラームーンBGM』有澤孝紀
国内ではアニメ関連楽曲が売上ベストテンの中に4曲入っている。そしてその中の2曲はエヴァである。海外は何とベストテンの全てがテレビアニメのBGMである。その内ドラゴンボールが2曲(BGMなので2タイトルと言った方がよさそうだが)、国内と合わせると3曲である。いやはや大したものである。一体音楽とアニメにはどのような関係なっているのであろうか?
(余談だが、気になるのはどれも結構古い作品であるということだ。一番新しい『鋼の錬金術師』にしても既に5年前の作品である。このへんの事情を見ても昨今のアニメの停滞感が浮き彫りになる。といいながら、来年はおそらくポニョ、マクロス、ルルーシュ関連の楽曲がJASRAC売上ベストテンに入っているのであろうが)
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