アニメと音楽のビジネス関係(6)〜テレビアニメの主題歌の時代
日本のアニメで音楽が存在感を持ちはじめたのはテレビアニメがはじまってからであろう。『鉄腕アトム』の主題歌は国民的愛唱歌となった感があったが、それに続く『鉄人28号』『エイトマン』『オオカミ少年ケン』『宇宙少年ソラン』『スーパージェッター』などの主題歌も大きな存在感があった。
余談になるが『鉄腕アトム』がはじまった時、私は小学校の2年生であった。ここから中学に入る頃までが一番アニメを見た時期(数量的には今の方が圧倒的に多いが「真剣に」という意味ではその頃である)であるが、そのせいか今でもその当時の主題歌はそらで唄える。
もちろん、ネットワークの関係で見てない番組もあったのでおそらく自分が見ていたアニメのほとんどの主題歌を覚えている(まあ、今とは比べものにならないくらいタイトル数が少なかったということもあるだろうけど)。実際自分が見たと記憶している作品で主題歌が想い出せないというのは思い当たらない。それも番組の内容は忘れているが主題歌だけは覚えている場合の方が多いのだ。
それだけ強い印象を与えたアニメの主題歌をレコードメーカーが放っておくはずがない。現在のようにレコード会社の主流ではなくまだ各社の学芸部での取組が中心だった時代であるが、1960年代中盤以降各社一斉にアニメの主題歌をリリースするようになった。その中でも傑出していたのがコロンビアレコードであった。
朝日ソノラマを差し置いてコロムビアというのはいかがなものかと思うのですが。
投稿情報: a.sue | 2008/10/12 01:08
コメント有り難う御座います。
朝日ソノラマに関してはおっしゃる通りだと思います。多分、ソノラマは主題歌などの原盤権、出版権は持ってなかったのではないかと思ったため今回ははずした次第です。もっとキチンと調べてみたいと思ってます。
投稿情報: 増田 | 2008/10/12 18:32