09東京国際アニメフェア2〜アニメ業界の新潮流その1
話題はバラバラ飛ぶがご勘弁願いたい。
今年はガンダム30周年ということでアニメフェアにおいてどのような取組が成されるかと注目されたが、まだ詳しい概要が発表されていないということもあり落ち着いた感じであった。プレスでの発表によると、等身大ガンダムが7月からお台場の講演で展示されるのを皮切りに、ビックサイトでのイベントなど盛り沢山の企画が検討されているという。本番はこれからということであろうか。
昨年あたりから感じはじめたことであるが、アニメ業界の新しい潮流としてデジタル・クリエータを制作の中心に据える企業が増えはじめている。その嚆矢は新海誠をフィチャーしたコミック・ウェーブであるが、昨年あたりからその種の企業が各々のスタンスを明確にしはじめた。
フラッシュアニメで土曜朝7時にテレビ枠(ファィテンションテレビ)に殴り込みをかけたDLE。同時にTOHOシネマズに直接作品(蛙男)をブッキングするという、これらの大胆なメディア施策には驚かされる。
『やわらか戦車』で脚光を浴びたファン・ワークス。『東京オンリーピック』といった映像作品もあるが、杉並区のキャラ「なみすけ」や「くまのがっこう」「チェブラーシカ」などに対する取組を見ているとそのキャラクター指向が一層鮮明となってきた。
一連の吉浦康裕作品をプロデュースするディレクションズ。テレコムスタッフの系列でありデジスタの制作会社ということもあり、作品指向が強いという印象を受けた。
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