『誰も知らない手塚治虫 虫プロてんやわんや』
柴山達雄/小林準治著
(09年6月/創樹社美術出版局/税別933円)
最後の証人たち
これも手塚治虫生誕80周年記念本の一冊である。著者のクレジットは二名であるが実際は旧虫プロで働いていた六名の人間による共著である。発刊時の平均年齢67歳というのが歴史を感じさせるが、それはそのまま日本のテレビアニメの歴史そのものでもある。 著者の方々の現職は骨董品店経営、作家、不動産管理会社勤務、アニメ演出家、アニメーター、市民活動家などである。これまた、虫プロがたどった歴史を現していると言えよう。 本書を読むと虫プロが「共同体」として機能していたことがよくわかる。ジブリやピクサーにも共通しているが、多数で行うクリエイティブ作業(まあ、ものづくりも同じであろうが)は共同体としての機能が必要である。最近インタビューした白組も共同体指向が感じられた。 強者どもが夢の後、ではあるが一世を風靡するクリエイティブの根底に潜む情熱と狂気を感じることが出来る。
Felt so hopeless looking for answers to my qusetinos...until now.
投稿情報: Alp | 2012/05/19 11:37
I can not understand colloquial English well.
Sorry,I don't understand what you mean exactly.
Hiromichi Masuda
投稿情報: 増田弘道 | 2012/05/19 11:54