『物語を旅するひとびと―コンテンツ・ツーリズムとは何か』
増淵敏之/10年4月/彩流社2,000円(税別)
昔の昔、その昔、レコード会社時代、担当していたミュージシャンが北海道出身ということもありFM北海道で番組を持つことになった。その時の担当ディレクターが増淵さんだったのである。
それから20年余り過ぎた2006年、年東大のものづくりセンターのセミナーで再会したときにはソニーミュージックに勤務しながら東大の大学院に在籍しておられた。テーマは確か都市文化や地域コミュニティといった感じだったと思う。
ということで、今年久々に再会したのであるが、そうしたら我が母校、法政大学創造政策研究科という大学院の教授になっていた。専攻は経済地理学(コンテンツ産業の立地及び集積論)、文化経済学(コンテンツによる地域振興論)であるそうな。北海道出身であることは知っていたが、札幌生まれのジブリの星野さんとは高校の同級生だそうな。
それで早速アマゾンで検索してみたらこの本があった。コンテンツによる町おこし論であるがやっぱり音楽に詳しい。「札幌マンガ研究会」も主宰しているとのことで、いま道新(北海道新聞)に連載中だそうです。
それにしても増淵さんと話していると、段々北海道弁になってくる。もし、二人で公開トークするようなことがあったら、いゃー、中年おじさんの北海道なまりが聞けるんでないかい、と思う。
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