文化庁助成による制作会社4社の作品
昨日(2010年2月24日(木))新宿バルト9で「若手アニメータ育成プロジェクト」の上映会があった。これは文化庁の助成によるもので気鋭の4社のオリジナル企画作品をお披露目するものである。
若手アニメーターを育成するために積極的に起用しようという主旨でJAniCAが運営を委託されたものだ。これまで政府からの助成は沢山あったがこれほどダイレクトに制作に投下したのは記憶する限り初めてである。制作に参加した会社はアサンション、テレコムコミュニケーションフイルム、PAワークス、プロダクションIG。
で、作品はというと同じく『キズナ一撃』『おぢいさんのランプ』『万能野菜ニンニンマン』『たんすわらし』の順番でスポンサーのせい?もあってか全部キッズ、あるいはファミリー系の企画であった。あるいは、これがアニメ制作会社の遺伝子なのか。
『キズナ一撃』『万能野菜ニンニンマン』は明らかに土日の朝枠狙い。『おぢいさんのランプ』は劇場向けかな?『たんすわらし』は夕方枠にあってもおかしくない企画である。なるほど、こういうのが本当にやりたい企画なんだな。やっぱりアニメ業界のDNA?
ということで今後バルト9他、各地で公開されるそうなので一度見ては如何か。ここから新シリーズなどが誕生すればおそらく今までの政策投資の中で一番効果があったと見てもいいのでは。
http://janica.jp/pja/main.html
キッズ、ファミリー系ばっかりなのは、アニメ制作会社の遺伝子というよりは、文化庁とのシガラミだと思いますが。マンガやアニメに理解はあっても、どうしても最後の壁は崩せませんからね。。。
投稿情報: ふるる | 2011/03/02 17:39
テレコムの竹内さんと話をしたのですが、選んだ側の好みは入っているにせよ企画自体は各社が以前より考えていたものではないかということでした。そうじゃないとスケジュール的に間に合わないとのこと。
ということで、そういったDNAを持つ会社の企画を文化庁が選んだ、というのが正しいのかも知れません。
投稿情報: 増田 | 2011/03/03 05:43