アニメビジネスがわかる本

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2011/04/14

コメント

K96K

>「アニメーター残酷物語」説を吹聴するマスコミはその辺のシステムを全然理解していません。

いわゆる「アニメーター=芸人説」ですね。でも失礼ながら分かっていないのは増田さんのほうだと思う。

一例をあげましょう。若手芸人が貧乏なのは仕事がまわってこないからですが、駆けだし動画マンは仕事がまわってきて貧乏なのはどう説明するのでしょう。だいたい芸人で超売れっ子なら年収が数億円に達するのにアニメーターだと神様級でも一千万。

K96K

それからJANICA設立時の記者会見から面白い発言を紹介します。増田さんが『アニメビジネスがわかる』を上梓して「アニメーター=芸人説」を得意げに披露していた2007年にすでにこういう声があがっていました。

http://www.janica.jp/press/kisha01.html
それから片一方である 「アニメーター=芸人論」ですね。芸人と同じなんだから、貧しくてもそれはしょうがないじゃないか。 これについても、ここで喋ると長くなりますんでやめときますが、わかりやすく言ってしまうと、 貧乏な芸人がどういう芸人かと言うとですね、月に一本くらいしか仕事が無い芸人なんですね。 我々は仕事はあるんです。毎日働いていて貧乏だと。それがアニメーターなんです。

http://www.janica.jp/press/kisha03.html
「アニメーター=芸人論」というのがあります。 それの呪縛ってのがずっとあって「芸人だからしょうがないだろう」と。10億稼ぐ人も、 100円しか稼げない人もいて当然だろという、メディアの方々も、 このインチキな論理を打破してほしい。論破してほしい。明らかに違いますよね。 芸人というのは、漫才であればたった二人で職業になる。アニメの場合、たった二人で職業にならない。 自主的フィルム作るなら別ですよ。たとえば長編のアニメーション作ろうとしたら、 そこには50人、100人ものアニメーター、演出、いろんな人が必要になる。 そこが基本的には違う。それから労働時間が違う。流行り言葉のワーキングプアそのものが、 アニメーターだと思います。

増田

済みません、直接私にメール頂けますでしょうか。お答えしますので。

K96K

いえメールはしません。こき使うときは「お前らは労働者」、金を払うときは「お前らは芸人」と雇用側が二枚舌を使い続けたツケがいま回ってきたのです。

増田

大変失礼ですが、ご職業はアニメーターでいらっしゃるのですか?

浅倉卓司

 制作進行の上はプロデューサーとのことですが、制作担当などがあるのは東映だけなんでしょうか?
(東映だけ独特という話はよく聞きますので)
 仕上げ・色彩設計・撮影・編集など、作画以降の仕事はあまり取り上げられない印象なので、そちらも是非に。
(デジタル化で特に変化があった部分でもありますし)
 また、映像作品は音響関係もありますので、そちらも気になっているところです。
(例えばアニメの音効は実写とは違うでしょうし)

 流通関係というと主にレーベル周りのお話になるのかな? と思いますが
(レーベルを含めた製作委員会かもしれませんが)、プロデューサー以外の役職についてはあまり知りませんので、大変気になるところです。
(個人的には個人経営っぽい形で製作されてるprimasteaの中川さんという方が気になっていたりはしますけれど)

 いずれにしても、今までにない(=おそらく需要があまりなさそうな・苦笑)本になりそうで、刊行されるのが楽しみです。期待しています。

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