烟台動漫基地を訪れて
下の写真は烟台動漫基地。中心部から車で20分ほどの地点にある。ここに、アニメ関連企業が集中している訳であるが、まあいずこも同じであるが立派な建物。
会議室で動漫基地に在籍する企業が制作した作品の講評を行う。新興企業が多いせいか、ほとんどCG、フラッシュでつくられた作品である。中には地元のテレビ局で放映されている作品もあるそうだが、正直レベルがバラバラである。それは、日本のようにテレビ局なりからの発注があるといった、放映を前提としたたシステムではなく、まず自分たちで制作し、それをテレビ局に見て貰って採用してもらうというシステムから来るものだと思われる(その前に広電総局のチェックがあるそうだが)。そのためテレビ放映前提のものからクリエーターズ作品まで多彩であった。
ほとんどCG、フラッシュ作品である中、唯一セルでつくられた作品があった。それもなかなかのレベル。何よりもストーリーが感動的であった。ここでお見せ出来ないのが残念であるが、監督が24歳と聞いて驚いた。原作も手がけており、アニメーター出身ということで画にもかなり関与しているようだ。所属している会社で、中国初のチベット語のアニメシリーズの監督を現在務めているとのこと(こちらはフラッシュでつくられている)。下の黄色のTシャツを着ているのがその周飞龙監督であるが(左がプロデューサー)、セル作品は是非色々な人に見せたい作品だと思ったので東京国際アニメフェアのコンペに出品するよう勧めておいた。いずれにせよ日本に紹介したい作品であり、人材である。
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