アニプレックスの時代4〜ハガレン以降の快進撃
2003年の『鋼の錬金術師』については、知っている人が多いので語るまでもないであろう。この作品によって不振を囲っていたアニプレは一気に勢いづく。忘れた頃の大ヒット、アニプレラッキー神話は生きていたのである。
そして、ここからアニプレの快進撃がはじまるのである。2005年『かみちゅ!『地獄少女』、2006年傾向は異なるが『ぜんまいざむらい』、2007年『大きく振りかぶって』『DARKER THAN BLACK』『バッカーノ!』『空の境界』、2008年『かんなぎ』『黒執事』『天元突破グレンラガン』『ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜』、2009年『化物語』『戦場のヴァルキュリア』、2010年『刀語』『世紀末オカルト学院』『宇宙ショーへようこそ』『デュラララ!!』『WORKING!!』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、2011年『フラクタル』『魔法少女まどか☆マギカ』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『青の祓魔師』と怒濤の如く話題作、ヒット作を量産するようになる。
これは、ハガレンの勢いもあるだろうが、具体的にはボンズ、シャフト、ufoテーブルといった旬の制作会社との良好な関係、さらに2006年以降、A1-Picturesを擁するようになったことも大きな要因であろう。
しかしながら、パッケージ不況の中(2011年の売上はわずかながら回復しているが、要因はエヴァの劇場版、特にブルーレイが好調だったことが大きい)、なぜアニプレだけが一人勝ちしているのか?
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